スピリチュアルガイドさんとの会話 〜死後の世界

父親が死んだ。

ふたつ前の記事「赦すということ」の中で少し父親に触れていて、いろいろあったけどいまは感謝あるのみ、と書いてアップした数日後のことだった。

せっかくなのでネタにする。ネタなんて言ったら怒られそうだけど。

肉体を出ていったあとのことについてなんとなくわかっているのだけど、父親が死んだことにより興味がわいたので、スピリチュアルガイドさんと話したことをご紹介したい。

と、その前に少し父親のことを。

あたしは父親と幼いころからあまり話したことがない。父親は家族とコミュニケーションすることができない人で、子どもたちをどう扱っていいのかわからないようだった。

夫婦関係においても同じような感じで、だけど愛人とは普通につきあえていたのだから恋愛はできたわけで、家族を築くということがわからなかったのかもしれない。

たぶん15年ほど前にアルコール依存症になり、年月を経てじわじわと精神を蝕み、やがてアルコール性認知症へと変化した。

10年近く前にアルコール依存症だろうことを確信したあたしは、父親にも一緒に暮らす家族にも助言したが、父親は聞く耳を持たず、迷惑をかけられ危ない目にもあっていた家族は対処することもなく、時は過ぎていった。遠く離れて暮らすあたしは、自分の生活もあり継続して対処することができなかった。

そうするうちに認知症の症状が現れ、やっと本人も病院に行くことを了解し、診察を受け認知症と診断された。

アルコール性認知症の症状として、足腰が急に悪くなるというのがあるのだけど、まさにそれで散歩中に倒れて頭を強打して入院し、そこからは寝たきりになった。お見舞いに行っても、あたしのことをわかっているのかどうかわからなかった。

なんとなく、春くらいには死ぬかもしれない、と思って、意識があるうちに顔を見に行こうと、帰る日にちを母親と電話で話した数時間後に死んだ。

というわけで、死に目には会えなかったのだけど、死に顔はとてもきれいだったので楽になったのだな、と思った。

本人とは話してないけれど、スピリチュアルガイドさんに聞いてみると、やはり死ぬ少し前からとても苦しかったらしく(肺がかなり弱っていた)、いまはとても楽になったこと、辛かったから自分で肉体を離れることを選んだということだった。

さらに、自分の今回の人生について後悔している、何も学んでいない、とも思っているようだ。

ちなみに父親は若い魂で、意識レベルは日本人の平均以下であり世界の平均をちょっと超えたくらい、まだまだ3次元の地球で学ぶことがありそうだ。あー納得大いに納得。たくさん学ばせてもらってありがとう。

さて、やっと本題、肉体を離れたあとどうなるのか?について。

死ぬとひとつ上の次元に帰ることになる。3次元の地球にいる我々は死ぬと4次元に帰る。臨死体験した人が、光のトンネルを進んでいった、とか言うけど、それは4次元へ続く道だ。

魂が肉体を抜けるとすぐ4次元に行くようだ。ただ3次元の様子は見えるから、家族の反応やお葬式は見ていたりする。

父親の場合、急なことだったこともあり、仕事をしていた最後の方は会社にも迷惑をかけていたから、誰にも知らせず小さな家族葬で送った。父親はそこが不満とのこと。長年働いてきた会社に貢献した自負があるから、会社の人や取引先の人も呼んでもっと盛大にやってほしかったらしい。

そんなことは聞いてないし、書き残してもいないから仕方がない。残された我々の都合で送った。

そんなこともあるので、どのように送ってほしいかを家族に伝えたり書き残すことをおすすめする。送る立場なら事前に聞いておくこと。これ大事。

話が逸れたが、肉体を離れて光の道を進み、着いたところが4次元。そこでそのまままず今回の人生について回顧する。生まれてから死ぬまでを見せられて、満足したり反省したりする。父親はここで後悔の念があった模様。建物のなかに入ったりすることなく、自然環境のそこでおこなわれるらしい。

それが終わると迎えがやってきて移動する。移動先の様子がいまいちわからないのだけど、そこで手続きに入る。次の人生に向けてではなく、今回の人生のことでなんらかの手続きが必要らしい。その手続きは複雑だそうだが楽しいそう。

その手続きは49日間かかる。そう、四十九日は手続きの期間だったのだ。日本における四十九日法要は、それまでさまよっていた魂が霊界に行く日のように思われているが、そうではなく、手続き終了の日である。

手続きが終わるとやっとひと息ついてゆっくり自由に過ごせるようになる。次の人生についての会議があるまで、地球の時間軸で数年から数十年のおやすみ。この年数は魂によってちがう。

おやすみ期間中は、直近の人生について覚えていて、3次元の地球に残った家族や知り合いの様子を見られる。コンタクトを取ることも可能だ。ただ、受けとる側が気づかないという場合が多いだろう。

そしてしかるべきときがきたら、呼び出しがかかる。次の人生への転生会議だ。前回の反省をふまえ、次はどんな人生にするか計画し、その計画に沿った人生になるよう誕生する場所や親を決める。さあいよいよ転生するかという段階で、前回の人生の記憶を消すことになる。そして誕生、また進化への新たな人生が始まる。

そういえば、死んだ人に語りかけたり、心で思ったりしたことは伝わる。死ぬ前に言えば良かった、と後悔したりするけれど、死んだ後でもちゃんと伝わる。もちろん生きているときに伝えられることは伝えたほうがいいのは言うまでもない。

そして向こうの思いも、自分を研ぎ澄ませておけばわかる。上に書いたように、コンタクトしてきているのだから。

生きているときにはなかなかコミュニケーションできなかったけれど、父親が家族を愛していることはいま十分に感じる。生きているときにもっと感じられれば良かったけれど。

不器用ですから、と健さんのように父親が言っている。

love & peace & thanks & blessing!!!

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