こういう記事を読んでいるみなさんは、スピリチュアルな考えを中心に生活をしているかと思う。
スピリチュアル初心者などは、そういった考えに触れて、目の前がパッと明るくなったようになり「これだ!」とワクワクして、そういった情報を調べまくったりする。
いまやスピリチュアルに関するいろんな情報があり、同じ話題に関してもさまざまな見解があったりして、なにを信じればいいのか、となりがちである。時代によって流行りもあったりするし。
情報の中には怪しげなものもある。提供している人が本気で信じていて悪気はない場合もあるだろうし、なにか狙いがあっての場合もあるだろう。
なにを信じるも自由なので、自分が感じるままに参考にすればいいと思う。情報の精査や見極めができるように、自分自身の直感を研ぎ澄ますことが一番だ。
スピリチュアルに入ると、共感・共有できるような人たちとの出会いもあるし、そういった場への出入りも増える。物質的な人びとと合わなくなってきて、仲の良かった友だちと疎遠になることもあるだろう。自分も友だちも変化していくのだから、そんなことがあるのも受け入れていく。
気をつけたいのが、スピリチュアルな考えを受け入れない人を批判してしまうこと。そういう人をダメだと思うこと。自分のほうが上だと思うこと。
たとえば、自分はなにごとにも感謝しているのに、家族はそうでもないとする。「なんで感謝しないのか、信じられない」と文句を言う。
たとえば、自分はオーガニックな食品を食べていて調子がよく、ジャンクフードばかり食べている友人をみて「だからダメなのだ、次元が低い」などと批判する。「はいはい、あなたはまだですよね」とバカにする。
文句や批判ほどでなくとも、気づけばついつい下にみてしまっていることってあると思う。自分のほうがスピリチュアル的に進んでいて人間として優秀であると思ってしまう。
スピリチュアルな考えはすばらしく、みんなに知ってもらいたい、身近な人にもわかってもらって一緒に成長したい。
その気持ちはわかるけれど、人間に優劣はないし、どんなふうに生きていくか、どんなふうに成長するかなど人それぞれだ。
スピリチュアルは正しいし絶対だ、などと思うことは、スピリチュアル的ではなく本末転倒。
でも、そんなふうに思ってしまった自分のことを否定する必要はない。いまの自分の中にはジャッジメントがあるのだな、と認めて受け入れて手放せるようにしていけばいい。
そしてあたしは、スピリチュアル至上主義を批判するつもりはないし、そんなのダメだと思うのでもない。そんなこともあるよねー、と言いたいだけ。
どんな考えにもどんな行動にも善悪はなく優劣もない。みんなそれぞれ自分の速度で進んでいく。
スピリチュアルなことを声高に伝えていかずとも、あなたが直感にしたがい楽しんで、なにごとにも愛と感謝をもって生きていけば、接していけば、光は周りに伝わる。地球に伝わる。宇宙に伝わる。
初心者は特に陥りがちな、スピリチュアル至上主義にはご注意くださいませ。
自戒の意味も込めて。
love & peace & thanks & blessing!!!